ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅

著者 :
  • 幻冬舎 (2013年6月27日発売)
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2010年4月から2013年1月までの期間の旅の記録。一人旅のほか、母親との旅、友達との旅などなど同行者はさまざま。

行き先も東京日帰り(深大寺やスカイツリー)からちょっと近郊(鎌倉、茅ヶ崎、江の島)、北は青森(弘前)、南は鹿児島、東京の八丈島も。そして海外(フィンランド、スウェーデン)。フィンランドへは初めて(女友達2人と)と2度目(一人旅)の旅。章立ては時系列で行った順となっている。3年弱でこんなに旅行をしていてすごい。

昨年12月に2017〜2019年のフィンランド一人旅を纏めたエッセイ『考えごとしたい旅』が出ていたが、本書で2011年に初めてフィンランドを訪れており、ミリさんのフィンランド好きはここから始まったのか〜と感慨深かった。

旅はやっぱり良いなぁと当たり前の感想を持った。海外の異文化に触れるのも、国内の知らない土地で車窓から海を見ながらのんびり電車に乗ったり、温泉ホテルで朝夕バイキングしたり、いつもと違う景色や雰囲気の中でとにかく非日常を味わうのが楽しいのだと思う。今回は一人旅だけでなく同行者がいる旅もあったが、一緒に行く人によっても色んな楽しさがあるものだよなと思った。そして、日帰りで近場を旅するのも悪くないと思った。

こけしで有名な宮城県鳴子温泉に行った時は、こけしの絵付け体験をしたそうだ。ミリさんの描いたこけしがどんなものか見てみたい。きっといつものイラストのような、彩りがきれいでほんわかしたかわいいこけしのような気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年2月23日
読了日 : 2021年2月23日
本棚登録日 : 2021年2月21日

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