老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2015年2月6日発売)
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本棚登録 : 395
感想 : 67
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「ほとんどの老人は、ただ自分のために金を溜め込んで使わない。金は若い連中に廻らない。これは誰のせいだ?」
読んでいる途中でうっかり、老人喰いが正しいのでは、とさえ感じました。

お金というものに安心感を覚えるのは、老いも若きも同じでしょう。だから、抱え込んでいるのだし、騙してでも欲しいモノでもある。
こういった問題はいつぐらいからあったのかなと考えてしまいました。または、これも長生きの弊害だったのでしょうか。

時代に望まれない両者の対立だと感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月22日
読了日 : 2021年11月22日
本棚登録日 : 2021年11月15日

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