とても読みやすい文章だが、なんて深いのか。人間は誰かを見下さなければ生きていけないのか、悲しくなる。同じ人間なのに、差別する人と差別される人がいて、法的には平等とされているのに、やめられない。この物語は誠太郎と孝二の兄弟が主人公で、それを母のふでと祖母のぬいが守って育てている。お互いに対する思いやりと愛情に溢れた家族で、読んでいてほっとする。それだけにつらいのだけど。インドのカーストも法的には平等だけど、厳しい差別はなくなってない。同じなんだと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年6月26日
- 読了日 : 2022年6月26日
- 本棚登録日 : 2022年6月26日
みんなの感想をみる