満願 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2017年7月28日発売)
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5

満願 米澤穂信 著

米澤さん作品の初読了です。
また、基本的に短編集は読まないです。
長く物語の世界に入りたいからです。

満願。短編集です。

「やられました、、、」
6作品、全て繋がりなく、さらに物語設定も、文体も、様々です。

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※抜粋
●夜警
警察官の上司と部下。
緊急連絡で現場に急行。一触即発の事態のため、踏み込む。
部下は、犯人めがけて発砲するも、殉職。
上司は、部下が発砲したこと自体への疑念が消えない。
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●関守
毎年不審な事故死がある峠。
記者は、都市伝説としての題材として現地取材へ。
彼は取材で、衝撃の事実に辿りつく。
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●柘榴
離婚調停の家族。子供は2人。父方は定職なく、扶養義務はおぼつかない。母方はアルバイト掛け持ちし、2人の子供を養う準備を行い万全の体制。
家裁の判断は「父方」の全面支持。
家族に「なに」が起こっていたのか?

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【読み終えて】
短編集の良さ。
それは、起承転結が明確であり、次の物語に早く入ることができること。
「満願」は、まさに、この小説となりました。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年1月16日
読了日 : 2022年1月16日
本棚登録日 : 2022年1月8日

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