日の名残り (ハヤカワepi文庫 イ 1-1)

  • 早川書房 (2001年5月31日発売)
4.08
  • (970)
  • (847)
  • (582)
  • (66)
  • (21)
本棚登録 : 9380
感想 : 991
5

1.購読目的
目的もなく手にとった一冊です。
物語の背景も、イシグロさんの背景も無知な状態で手に取りました。

2.読了後の感想
戦前、戦後のイギリス。
主人公の執事からみえる時代そして風景の描写。
行間から当時の暗いそして重い雰囲気が感じられます。
一方で、主人公の心理描写よりも観察している光景の描写の方が多いからでしょうか? 私は、物語に対して、感情移入しすぎることなく溶け込むことができました。

時ながれ
主もなくし
道あゆみ
辿りつきしは
淡い刹那よ

改めて物語の世界が存在することに感謝したいです。
なぜならば、作家お一人お一人の世界観を覗けるのですから。

#読書好きな人と繋がりたい


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年4月12日
読了日 : 2020年4月12日
本棚登録日 : 2020年4月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする