中公新書の「物語 XXの歴史」シリーズにやっとフィンランドが加わって嬉しいことこの上なきかな・・・「物語 北欧の歴史」が出たときは、それはないんじゃないの!?と思ったものですから。北欧は、どうしてもひとまとまりにされますが(その最たるものが旅行用ガイドブック)、それぞれに違った歴史もあり、どこからの目線で何を見るのかがとても重要。ヨーロッパは、現代になってからでも、国境線が変わっている国が多いですが、少なくとも、北欧の国々は、第二次世界大戦後は、落ち着いているわけですから、各国別の「物語 XXの歴史」があってしかるべき。特にフィンランドは、スウェーデン王国に支配され、ロシア帝国に支配され、独立。2つの大国に支配されていた時代も、「植民地」的な支配のされ方をしていたので、「支配国」とは違った道を歩んでいるし、民族意識的にも違うのが特徴。知れば知るほど面白い、そんな国だと思います。
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カテゴリ:
2020
- 感想投稿日 : 2020年2月11日
- 読了日 : 2020年2月11日
- 本棚登録日 : 2020年2月11日
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