クリエイティブエージェンシー・タグボート。岡康道氏の考える仕事論。端的に言い表すとつまらないおじさんの話も面白そうに聞く技術者である営業からクリエイティブに移行した氏の話は面白い。その先の日本へ、から大きく変わった、心をざわつかせる仕事論。
(1)クライアントがどんな悩みを抱えているのかを発見する力こそが広告制作者に求められる最も必須な能力。
(2)企画は発想の結果。結果からプロセスは見えない。
本質は加工されて初めて広告になる。
(3)トップと制作者が直接話が出来れば企業の意思がクリアに見えて広告の方向性が定めやすい。
(4)50の法則。年に映画を50本、本も50冊、大好きな横浜BSの試合も50試合。遅れて来た者はこれ位やらないと先に行っている人間に追い付けない。
(5)広告制作に使う想像力はクライアントの為に消費されるべきものだが、広告を離れても他者へ想像を巡らす事こそがぼくたち全員の生きる技術。
(6)今一つ面白くないのかを考え続けていれば、いつか新しい答えに辿り着ける。
強い広告を作るには意表を衝かなくてはならない。それが本質を衝いていなければならない。
(7)青春とは光の速さを超える様な特別な時間軸を、生きる経験である。
(8)世界の報道自由度ランキング(国境なき記者団。2016)では72位の日本。意外と低位。
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- 感想投稿日 : 2016年7月31日
- 読了日 : 2016年7月31日
- 本棚登録日 : 2016年7月31日
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