柳田邦男はある著書で、若いころのように綿密な取材を要する本はもう書かない、という引退宣言のような言葉を書いていて、最近はエッセーのような作品が多い。残念である。
本書の内容はほぼ三つに分類できて、「心を耕してくれた名文句」、医療について、言葉の力についてなど。
著者が心を打たれた言葉とその言葉を書いた人物の紹介。また言葉について著者がたいへん危機感をもっている話。医療についての発言。
「名文句」の部分には本当に心に残る言葉が多く、紹介された人物や本についてもっと知りたくなる。
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- 感想投稿日 : 2007年4月20日
- 本棚登録日 : 2007年4月20日
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