軋む社会 教育・仕事・若者の現在

著者 :
  • 双風舎 (2008年5月26日発売)
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本棚登録 : 122
感想 : 13

若者と言う弱者がいかに日本社会でひどい扱いを受けているかを明らかにした本。

若者をとりまく環境の中で筆者は例えば、やりがい搾取というのを挙げている。例えば賃金は安いけど人に承認されるが故にその仕事にしがみついてしまうのだと言う。

バイク便のライダーなどがその典型で、彼等はバイクという好きな乗り物に乗りながら、危険な仕事を時給千円でやってのける。

割に合わないことは明らかだかそこに自己実現などという言葉が入ってくるから厄介だ。


文章が雑誌からの寄せ集めなので一貫性云々は難しいけれども。

筆者はいいことを書いてると私は考えている。

特に仕事のハードルが上昇しているのは確かであり。それはハイバーメリトクラシーという超能力主義指向がえいきょうしているのだという。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会科学
感想投稿日 : 2009年10月30日
読了日 : 2009年10月30日
本棚登録日 : 2009年10月30日

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