愛と勇気のロック50 (小学館文庫 な 9-1)

著者 :
  • 小学館 (2009年12月4日発売)
3.71
  • (1)
  • (3)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 4
5

2013年12月20日読了。50組の還暦を越えのヴェテラン・ロッカーたちの最新作のディスクレビュー。クリフ・リチャードやジェリー・リー・ルイスら、ビートルズ・ストーンズら60年代ロックを牽引した面々も憧れた伝説的ロッカーたちが今も現役で、懐メロなどではない気合の入ったニューアルバムを発表しているとは・・・!「ロッカーは30を迎える前に早死にするもの」などと誰が言ったのか、まさにタイトルどおり「勇気」をもらう出来事だ。大人向けの文化・音楽しかなかった50~60年代に「若者の文化・音楽」であるロック音楽を作り上げた面々が「老いる」、ということは、著者の指摘どおりかつて誰も体験したことのないまったくオリジナルの事件になるわけだ。「ロックにとってのこれからの10年はかつてないスリリングなものになる」のだろう、永遠にロックの先達たちの背中を見続ける存在たる若輩者の我らとしても、これからが楽しみでならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2013年12月20日
読了日 : 2013年12月20日
本棚登録日 : 2013年12月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする