2019年7月9日読了。ロンドンの何処かにある「白鹿亭」で、ハリー・パーヴィスが常連の飲んだくれたちに向けて語るほら話とも世紀の大発見とも判別しかねる話の数々…。アーサー・C・クラークのSF短編集。小粋なSFほら話の数々がテンポよく・いかにもイギリスという感じのユーモアとウィットをきかして連打される雰囲気がたまらない。各話にはもっともらしいSF設定があるっぽい(肝心なところは「まあ、そんな感じよ」とぼかされるあたりもいかにも酒場のぐだぐだ話っぽい)ところもなんとも小憎らしく癪に障る感じで癖になる。有名長編ばかりでなく、うまい作家はやはりこういう小品もほんま面白いやね。
読書状況:読み終わった
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その他フィクション
- 感想投稿日 : 2019年7月9日
- 読了日 : 2019年7月9日
- 本棚登録日 : 2019年7月9日
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