タモリ: 芸能史上、永遠に謎の人物 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

制作 : 河出書房新社 
  • 河出書房新社 (2014年1月18日発売)
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2015年12月31日読了。いいとも終了後に刊行された、「タモリ」をよく知る識者へのインタビュー・コメント、往年のタモリに関する紹介記事などを集めたムック。タモリと面識もない一素人が書いた『タモリ論』の「かゆいところに手が届かない感」への不満から企画された特集のようだが、それでもタモリについては「分かった」という気がしないのが不思議なところ・・・。筒井康隆や山下洋輔ら、九州の一芸人(いや、芸人ですらなかった)だったタモリを見出した「通人」らのコメントはさすがにリアリティがあって面白い。『ブラタモリ』も『ヨルタモリ』も今ひとつ、踏み込んだ感じがしないのはタモリが敢えて踏み込まない態度を貫いているからか、「多くの視聴者に届くようにそれらしくパッケージングする」というテレビの特性とタモリの本性がそもそもマッチしないからなのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2015年12月31日
読了日 : 2015年12月31日
本棚登録日 : 2015年12月31日

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