蒲団 (まんがで読破 MD117) (まんがで読破 117)

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  • イースト・プレス (2012年10月31日発売)
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感想 : 13
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2015年7月23日読了。「まんがで読破」シリーズ、私小説の走りとして有名な田山花袋「蒲団」ほか数編を収録。蒲団は青空文庫で読み結構印象深かったが、マンガだといかな名作でも「特にドラマも起伏もない、ふつーの話」に見えてしまうのがつらいところ…。実写映画化ならイケメン・美女俳優を使うという手もあるが、マンガの場合の工夫はまた難しそうだ。この漫画家のタッチは少年マンガっぽくて私小説には不向き(とくに「蒲団」はもっと官能っぽさが必要では)と感じたが、収録されている各短編の「アッという間に読み終わってしまう」感じは原作の無常観のようなものを掴み取れている感じがして(未読だが)、なかなか読みごたえがあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: まんが
感想投稿日 : 2015年7月23日
読了日 : 2015年7月24日
本棚登録日 : 2015年7月23日

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