2015年7月23日読了。「まんがで読破」シリーズ、私小説の走りとして有名な田山花袋「蒲団」ほか数編を収録。蒲団は青空文庫で読み結構印象深かったが、マンガだといかな名作でも「特にドラマも起伏もない、ふつーの話」に見えてしまうのがつらいところ…。実写映画化ならイケメン・美女俳優を使うという手もあるが、マンガの場合の工夫はまた難しそうだ。この漫画家のタッチは少年マンガっぽくて私小説には不向き(とくに「蒲団」はもっと官能っぽさが必要では)と感じたが、収録されている各短編の「アッという間に読み終わってしまう」感じは原作の無常観のようなものを掴み取れている感じがして(未読だが)、なかなか読みごたえがあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
まんが
- 感想投稿日 : 2015年7月23日
- 読了日 : 2015年7月24日
- 本棚登録日 : 2015年7月23日
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