エイミー・ワインハウス ディーヴァの憂鬱 (P-Vine Books)

  • スペースシャワーネットワーク (2008年9月5日発売)
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感想 : 2
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2014年7月10日読了。2003年の『FRANK』、2006年の『Back to Black』で高い評価・セールスを記録した歌姫、エイミー・ワインハウスの評伝。知らずに読んでいたが本書の刊行は2008年、エイミーが2011年に亡くなる前の本でありラストも「復活に期待する」と希望を持って書かれており、何とも言えず悲しい気持ちになった。ロンドンのカムデンで音楽的素養のあるユダヤ家庭に育ち、学生時代から圧倒的な才能で頭角を現し、『Back to Black』で世界的な存在となるがドラッグ・アルコールに関する醜聞で「お騒がせスター」のレッテルを貼られてしまい・・・。「起こってしまった事実」をまとめて本にすることはできるが、「なぜそれが起きてしまったのか」「彼女は何を思ってそんな行動に出たのか」は、彼女ほどフランクに自分を語る人であっても、所詮は後付けの解釈でしか周囲は知ることはできないのだな・・・と感じる。『FRANK』発売までの周到な準備の日々と、2006年以降の狂騒の日々のギャップがすごい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2014年7月11日
読了日 : 2014年7月10日
本棚登録日 : 2014年7月10日

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