漆谷と浮遊子の抱える地獄はきっと違う。
だけど家族愛を未だに疑似家族に求める瞳介と比べると二人の地獄は近い。
どちらかというと二人の地獄への接し方が近いというのが正しい。地獄は孤独で苦しさばかりがあるけれど、他者のいない自分だけの地獄でもがく楽しさ。
それは才能を持ってしまったものだけがたどり着く地獄であるのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年7月13日
- 読了日 : 2023年7月11日
- 本棚登録日 : 2023年7月11日
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