また、新しいシリーズに手を出してしまった
とっ散らかった本棚だ
一人の作家さんや、一つのシリーズを集中的に読むということが出来ない
たまに変な決意の元にそんなことをしてみると、しばらくその作家さんに手を出さなくなったりする
うーんやっかい(自分で言うな!)
さて今回手を出したのは『刑事クルト・ヴァランダーシリーズ』
なんとデンマークのミステリーでイギリスでドラマシリーズが放送されていたという代物
そしてこの刑事ヴァランダーが良い!
一言で言うと「情けない」
別れた妻に未練たらたらたが、突然現れた若い美人の検察官も気になる、一人娘はかわいくて心配だがどう接していいかわからずにおろおろする
父親の問題からは目を背けてぐずぐずして事態を悪くして、最終的には姉に頼る
奥さんに出ていかれたとたんに食生活は乱れて太り出し、酒に逃げて失敗する
もう!こりゃあダメだ
こんなんもう男なら絶対に自分を重ねちゃうよ!w
だけど警察の仕事は真面目にコツコツ諦めずに犯人を追い、仲間と協力して証拠を積み重ねて行く
猛烈な忙しさの中でも休まず働き続ける
うーん、仕事に逃げてるなw
多くの男たちにとって「刑事ヴァランダー」は「自分」なんじゃなかろうか?ほんとは目を背けたくなるようなだらしない「自分」だけど、そこそこ真面目に頑張ってそれなりに成果をあげたら誇ってあげたい「自分」
そんな「自分」を追って、このシリーズも読み続けていきましょうか
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヘニング・マンケル
- 感想投稿日 : 2022年11月25日
- 読了日 : 2022年11月25日
- 本棚登録日 : 2022年11月22日
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コメント 4件
1Q84O1さんのコメント
2022/11/25
ひまわりめろんさんのコメント
2022/11/26
1Q84O1さんのコメント
2022/11/26
ひまわりめろんさんのコメント
2022/11/26