狐火の家 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年9月23日発売)
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本棚登録 : 3701
感想 : 297
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 防犯探偵シリーズ2作目。前作は長編で楽しめたのだが、今回は4つの中編とあって先入観も手伝ってかドラマの原作感が拭えない。このままずっと密室縛りで展開するんだろうか。探偵役・榎本も弁護士の青砥先生もそこまで魅力的には感じられず、よほどの密室ファンでないとキツいかも。
 最後を除く3作はまあまあだったが、『黒い牙』のトリックはちょっと無理がある。オチも含めてなかなか恐ろしかった。4編すべて動機がしっくりこないのが、好きになれない要因かもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本ミステリー
感想投稿日 : 2022年3月29日
読了日 : 2022年3月29日
本棚登録日 : 2022年3月29日

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