デセプション・ポイント(上) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2006年10月22日発売)
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本棚登録 : 2334
感想 : 176
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 金食い虫のNASAが成し遂げた世紀の大発見にアメリカ大統領選挙が絡み、ダン・ブラウンらしい映画のような展開。ワシントンと北極を行ったり来たりしながら話をグイグイ引っ張る手法はさすが。ボリュームがあるが、読みやすい文章と先が気になる展開のおかげで厚みも苦にならない。大枠のパターンは大体一緒だが、細部はいつも幅広い分野に亘り雑学が披露されるので飽きがなく読める。
 『天使と悪魔』でもあったと思うが、ダン・ブラウンの水死の描写に戦慄を覚える。グロ描写はないが、殺害方法がいつも非常に苦しそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スリル・サスペンス
感想投稿日 : 2023年2月8日
読了日 : 2014年1月1日
本棚登録日 : 2021年4月17日

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