チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

著者 :
  • 宝島社 (2007年11月10日発売)
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本棚登録 : 11115
感想 : 937
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 海堂節がくどく感じることも多いが、それでも面白くて一気に読んでしまえるリーダビリティの高さ。本書でAI(人工知能)ではないAi(死亡時画像病理診断)を知った。刊行から15年以上経ち、医療現場ではAiに関してどんな変化が起きているのだろうか。
 1つずつ証拠を探して検証するような警察が主役のミステリーとは違い、心理学を用いた聞き取り調査に重きを置いている点が新鮮。終盤の記者会見では田口先生の印象がガラッと変わる。そういえば出世欲はないけどやり手だった、この人。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本ミステリー
感想投稿日 : 2022年9月29日
読了日 : 2012年1月14日
本棚登録日 : 2021年4月17日

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