3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2015年5月28日発売)
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本棚登録 : 2044
感想 : 141
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伊坂氏のエッセイ。伊坂ファン必見だと思う。

以前、別の作者のエッセイを読んで失敗しエッセイは苦手かもしれないと思っていたが、伊坂氏のエッセイは面白かった。

本人は刺激の少ない平凡な毎日だと書いているが、人気作家になった人の日常が見れた気がして私には刺激的だった。

伊坂氏がお父さんの事を書いているが、陽気なギャングシリーズの響野さんっぽい気がした。実行力と判断力に優れ正義感が人一倍強く善人の人だと絶賛していて、お父さんのことが好きなのが伝わってきてほっこりした。

「世の中には時折ゲームが予告なしに現れる」という普段の出来事すらゲームになってしまうのが素敵だなと思った。その思考回路が数々の名作を生み出してるのかと思った。

伊坂氏がおすすめしている本が多数書かれていて、感想文というか解説の書き方も上手くてかっこいいなと思った。
おすすめされてる中の「僕の愛したゴウスト」を次は読むつもり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月3日
読了日 : 2020年10月3日
本棚登録日 : 2020年10月3日

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