隅の老人【完全版】

  • 作品社 (2014年1月31日発売)
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感想 : 18
5

『はだかの探偵』
https://booklog.jp/item/1/457550341X
の辻真先さんが参考にされているだろうと紹介されていた本
はだかの探偵⇔隅の老人 ♪

4/27 から読書開始 ハードカバーp547 2段組 頑張るぞっ!!(笑)→頑張った(笑)

単行本に収録されなかった「グラスゴーの謎」と未訳作品がほとんどだった第三編を全訳した完全版

第一短編集『隅の老人』十四編 「グラスゴーの謎」含む
第二短編集『ミス・エリオット事件』十二編
第三短編集『解かれた結び目』十三編

一遍 約p15

「グラスゴーの謎」が収録されなかったのは、舞台のスコットランドには検死審問が無いのに、知らずに書いてしまい、猛抗議を受けたためだそうです。

未解決の犯罪の解説と真犯人の解明を
美しい紐を鉤爪のような爪で結び目を作りながら、
老いぼれ案山子(隅の老人)が
A・B・C喫茶店の隅の席で
ロイヤル・マガジン(掲載されていた雑誌)の婦人記者に語って聞かせ、婦人記者は読者に伝える
体で書かれている

第二篇では作中(ここでご自分で事件を解明してごらんなさい──編集部)ということばが入り面白かった♪
自分なりに考えながら読んで
あーなんとなく当たってた!とか嘘っ!!この人?!とか
未解決にする変装のやり方とか、とても楽しめました

沢山読んだー(笑)
私的には被ってるなと感じた話しは1~2話だけだったので最後まで面白かった^^*
ミステリー堪能したぁ↑↑↑↑

『隅の老人』編の各お話しのタイトルの挿画がロートレックのポスター画みたいでカッコイイ!!
6話目「パーシー街の怪死」の犯人って・・・もしかして・・・えっ?!( ̄艸 ̄;)どうなんだろう???
と思いつつ
事件はまだまだあるのね・・・(4/28 p95まで読了)

作者は女性だとは思わなかった^^;
バロネス・オルツィ(1865-1947)
本名:エマ・マグダレーナ・ロザリア・マリア・ジョセファ・バーバラ・オルツィ女男爵
ハンガリー生れ
『隅の老人』シリーズ
のちに主人公の老人は「シャーロック・ホームズのライバルたち」のひとりに数えられ、「安楽椅子探偵」の嚆矢(コウシ:物事のはじまり)ともされる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・ミステリ・探偵小説
感想投稿日 : 2018年4月27日
読了日 : 2018年6月1日
本棚登録日 : 2018年3月13日

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