恋愛寫眞: もうひとつの物語

著者 :
  • 小学館 (2003年6月1日発売)
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本棚登録 : 3626
感想 : 673
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男1女2の三角関係な大学生の切ない物語。

純愛とは120%相手のことを好きでいて尚且つその思いが揺るぎの無い思いのことなんだろう。好きだから相手のことを深く知りたいと思い、嫌な部分も見えてしまう。時には相手を憎く思ってしまうこともあるだろう。その憎いと思った感情の根幹が、好き過ぎるから なのか、単なる復讐心からなのかが、純愛とそうでないものの違いなんだろうか。だから、人は純愛に憧れを抱いてしまうのだろうか。

誠人への恋によって大人の女性へと成長が始まり、短すぎる一生を終えた静流。エピローグが心に響いた。

世界の中心が自分だったのが、好きな人が出来ると、その軸がすっと相手の方にシフトしていく感じ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年4月29日
読了日 : 2007年11月27日
本棚登録日 : 2013年4月29日

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