協力を作る視点が書かれた本著
本著に示された例示はウィキペディア、トヨタ自動車など多様であったが、表層的な部分しか語られていなかった。
トヨタの生産方式にも下請け企業の切り詰めから莫大な利益を生んでいる点を考慮に入れるべきだと思う。
最終章で、キーワードの解説をまとめ上げていた。見方によっては理想主義に映る。
「コミュニケーション、フレーミング、共感、連帯感、公平性、信頼感、報酬と罰」など
これらを上手く組み合わせていくことが運営や組織をまとめ上げる際に、士気を上げることに繋がると感じた。リヴァイアサン→ペンギンへ育て上げることは困難だと思うが、偏見や差別が蔓延する世界で、それらを和らげる考え方の一つとして捉えていきたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年7月27日
- 読了日 : 2016年7月27日
- 本棚登録日 : 2015年3月12日
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