★×3。本当はこれ以上かもしれないし、以下かもしれないけど×3しか付けれない。
やっぱり読後に幸せになれる作品が好きだから。
結末は最初に提示されるので分かっている。どうしてそうなってしまったのかが書き綴られている作品。
改めて考えると、結論はあんなに短いんですよね。短いと言うかあの短文に集約される現実。実際は、あの短文に辿り着くまでに沢山の事があった訳で、それこそ本1冊分(笑)人の人生なんて日常に埋没してしまう小さな事なんでしょうね。
そういう意味で石田衣良らしい力技な作品な気がします。
不条理な事に理由なんてなくて、不条理は不条理なままで、何も変わらない。変えられるのは気持ちだけ…なはず。
結論ありきな作品だから仕方ないのだけど、仕方ないと思いたくもないかな。仕方ないけど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説 あ行の作家
- 感想投稿日 : 2013年3月20日
- 読了日 : 2013年3月20日
- 本棚登録日 : 2013年3月20日
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