中村文則作品全般に漂う、陰鬱で湿り気を帯びた悪意を感じさせる。読んでいて、ズシンと重たくなり、日常の閉塞感で常に溺死寸前、空気の底を感じる。
気づけば中村氏の描写に深く引き込まれていく。この物語最終は救いであると信じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月22日
- 読了日 : 2023年10月22日
- 本棚登録日 : 2023年10月22日
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