久しぶりに海外文学を読んだ。
まず何をおいても、文章の美しさ、みずみずしさ、洗練された言葉。全てが五感に訴えてくる。映像がそこに見えた。
感嘆である。物語全体に流れる、虚無感とカタストロフィーがこの世界の美しさと汚さ、光と闇の相対性を感じさせる。
愛と憎しみというアンビバレンスな感情を18歳という最も多感な年齢で描ききった傑作である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月10日
- 読了日 : 2023年6月10日
- 本棚登録日 : 2023年6月10日
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