すべてがFになる (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1996年4月3日発売)
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本棚登録 : 3239
感想 : 508
5

第二次ショック(第一次は京極)。面白い本って沢山あるんだなあ…存在は知っているけど有名すぎて読む気がなんとなく起こらない…という食わず嫌いはよくない。

タイトル回収部分は日本語の意味として分かるだけで理解はできないという体たらくでしたが、とにかく面白いし文章の雰囲気が好き。なんかお洒落で。理系で。頭の良いキャラがちゃんと頭良い…よく分からんけど凄い…と思える楽しさ。

台詞に「…」が頻発するのでみんなハウルみたいに吐息多め、特に犀川先生は囁くように喋るイメージが出来上がってしまった。最初は主要キャラクターのどこか鼻につく感じも含め(褒めてる)違和感が少しあったが、途中からもうなんか逆に癖になる。

四季博士は魅力的であった。これからも登場するのだろうか…読了後も彼女に関しては疑問符があるので深掘りされてほしいなあ。
世津子も好きだな。種明し前に推理できたのは犀川兄妹説だけだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年3月11日
読了日 : 2023年3月11日
本棚登録日 : 2023年3月11日

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