8冊入手して読んでいる
カール・ハイアセンの本
7冊目
主人公はシングルマザーのハニー
夕食時にかかってきたセールスの電話に
息子との大切な時間を邪魔され、更に
汚い言葉で罵倒されてブチギレ!
神経質で暴走しがちな母を心配する息子のフライは、元夫で父親のペリーに相談する。
ハニーは偽の不動産ツアー業者を装い
セールスマンのボイドを罠にはめようとする。
ツアー先の森の中では、インディアンの末裔である青年サミーが、たまたまボートに乗せた旅行者が心臓発作で死亡し、死体をジャングルに隠して、誰にも見つからないよう森での逃亡生活を始める。だが、たまたま森に遊びにきていた女子大生ジリアンが人質候補にしゃしゃり出てきて計画が頓挫する。
ボイドはツアーに愛人のユージェニーを誘い、冷めてしまった気持ちをまた自分に向けさせようと躍起になるが…
ボイドの妻リリーは探偵を雇い
愛人との情事をビデオに録画する任務を依頼し…
職場でハニーにセクハラをして
結果的に指を3本切断→ちがはぐに縫合されてしまった上司のルイスは、ハニーのストーカーと化し、薬をキメつつハニーへの狂気の愛を燃やしていた。
と、こんな感じの人たちがドタバタの群像劇を繰り広げるハイアセン先生の
王道パターンの話
徹底的にダメ男なボイドや
狂いに狂ったルイスのおかげで
フライ少年の「お母さんを、守らなきゃ!」って純粋さが引き立つ
馬鹿だらけの人間達ばかりだけど
希望を見出す。
汚い言葉と下ネタの連発の
中に、環境問題や人種の問題、
狂人、変人の奇行の中に家族愛入れてくるのとかギャップがすごくて良い。
やっぱり女性が強い!!
あぁ〜、残り一冊
また買い足したいが
「大魚の一撃」の在庫が無い…
- 感想投稿日 : 2020年8月12日
- 読了日 : 2020年8月12日
- 本棚登録日 : 2020年3月20日
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