殺人者の顔 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M マ 13-1)

  • 東京創元社 (2001年1月25日発売)
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感想 : 102
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北欧ミステリーは有名どころは読んでいる方なので
・グレーンス警部
・特捜部Q
・ミレニアム
・その他警察モノなど
なんというか北欧作品的なヤツ、というか警察モノのあるあるが揃ってる(この作品というかもっと前の刑事マルティン・ベックが元?)

当然ヴァランダーは離婚してるし、未練たらたら…子供は独立してるし親の介護もあるし
同僚は体が不調気味…
捜査では怪我ばかりして進展無し…なんともかっこ悪いのだけども、どうも嫌いになれない。
(もっと最低な刑事を見かけてるのもあるけど…)

事件自体は携帯電話やインターネット普及前の事件なので、劇的な展開やどんでん返しは期待せずに読み進めた。

平凡な農夫が何故とても残虐な方法で夫婦ごと殺されてしまったのかを追う。
追う中での主人公の内面に重点を置いてる。
(合わない人は合わないと思う。私は好き。)
土地の描写も寒そうで、読んでいる今の季節に合っていた。

ヴァランダーを"カッコよく"したのがマルティンベックらしいので、そちらも読み比べてみようと思う。
シリーズどちらを追うかはそのあと決める。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月8日
読了日 : 2022年12月8日
本棚登録日 : 2022年12月8日

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