ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-3 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2016年6月13日発売)
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感想 : 95
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 1977年生まれの才能豊かな女流作家。

題材は時代小説シリーズには珍しくもない『居酒屋モノ』
一年前に孤児に自分を養ってくれた歳の離れた夫を水死でなくし、夫の姉、気風がいいおばあさんお勝とともに、夫の残した「ぜんや」という居酒屋を営む。

江戸時代大ブームになった鶯の飼育。
その美しい鳴き声が信条の野鳥なので、専門的に、鳴き声をしつける商売もできた。

貧しい小普請組の旗本の次男坊の林只次郎。
腕っ節はからっきしだが、小鳥の飼育が大好きで向いてもいる。武士とも見えない人懐っこさも向いている。

只次郎が頼まれた鶯を逃したと悲観して落ち込んでいたのを、鶯の糞買いの又三が気分転換に連れて行った「ぜんや」の女将、お妙の美味しい料理と聞き上手な人柄に惹きつけられ、鶯つながりの大店の主人たちを次から次へと連れてきて、ぜんやも経営が楽になる。

そして第一に、只次郎の人柄で店の中がとても気持ちよくくつろげる雰囲気に。

そんなぜんやを中心に、いろいろな出来事が起こる、というあらすじ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月23日
読了日 : 2022年4月23日
本棚登録日 : 2022年4月22日

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