高校生が主人公なのに、
甘酸っぱい、とか、子どもっぽい、とかで、
めんどくさくなることが全然なかった。
高校生にしてはあまりに言葉を知りすぎているし、
知識もありすぎるけれど、
それは作者自身が高校生ではないからであって、
感情の描写は、わたしが忘れていたことや、
今でも隠しておきたいようなことが、
たくさん書かれていて、共感値も高い。
それよりも、なんだか、人とのコミュニケーションで忘れがちなことや、
自分がいかに自己中心的に生きているのか、みたいなことを、
的確に描いてくれる本だと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2009年6月14日
- 読了日 : 2009年6月14日
- 本棚登録日 : 2009年6月14日
みんなの感想をみる