残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年9月28日発売)
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巷にあふれる自己啓発本は「やればできる」と読者に努力を促すが、成功に達する(お金を稼ぐ力を得る)には才能(恐らく努力できる才能も含まれる)が必要で、それほど簡単なことではない。能力主義の世の中では、仕事ができる人ほど収入が多いのは当然のことだが、誰もが勝間和代のようにはなれない。生きていくうえでお金は必ず必要だが、お金持ちが必ずしも幸せではない。勝間和代の「やればできる」といったイデオロギーに対して、香山リカは精神科医の立場から、「勝間和代の本を読んで精神的に病んでいく人たちがいる」ことを指摘する。では、才能の無い人間がどうすれば幸せになれるかといった切り口で、いたって単純な「好きなことを仕事にする」、「フリーエージェントになる」、「マイクロ法人を設立する」といった事が紹介されている本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2015年5月5日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年7月6日

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