著者の主張と、結論は否定しないが中間は同意できかねる内容です。
著者は30代までは糖質がエネルギーだが、40代で同じような食生活を続けると、血液中の糖がたんぱく質を変性させ、糖タンパクが合成され、このことが身体の糖化を招くとしています。アミノ酸の重合体をたんぱく質といいますが、アミノ酸と糖の結合によるメイラード反応とは違うのでしょうか。少し、疑問です。
また、活性酸素が病気の9割に関わっているとしていますが、僕が調べた限りではEvidenceは見つけられませんでした。
腸内環境にも触れられていますが、「善玉菌は食物繊維や乳酸菌を餌にしている。野菜、果物、発酵食品、ヨーグルトを摂ることで、腸内環境が良好に保たれるのです。」とありますが、乳酸菌自体が善玉菌なので、おかしな文章になっていることはおいておいて、乳酸菌はオリゴ糖を餌にして増えると記憶しています。
ジャガイモからビタミンCを作るとの記述がありますが、ビタミンCをジャガイモから抽出するわけではなく、ジャガイモのデンプンを主原料にして、化学的に生成します。
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カテゴリ:
健康
- 感想投稿日 : 2015年4月17日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年2月26日
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