神戸に住んでいた十一歳のマモルは、気付けば学校のような施設で生活していた。他には国籍もバラバラな五人の生徒と、三人の大人たち。周辺には街もなく、陸の孤島のような謎の施設。そこに新たな新入生が来る時、施設に眠る怪物が目を覚ます。怪物とは何か、これは一体何の施設なのか。そして連続殺人の悲劇が起こる。
ミステリーとは思えぬ不思議な世界観。ハリーポッターのファンタジー感を持っていたり、マトリックスのような仮想世界をも想像させる。その中で起こる殺人劇はよりリアルに感じられて、最後まで緊迫感を持って読める。
オチも秀逸。この騙し方は、そう来たか!と多くの人に思わせると思う。以前違う小説で見たオチと同じだったというのが残念だが、こっちの作品の方が断然好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年11月14日
- 読了日 : 2011年11月14日
- 本棚登録日 : 2011年11月14日
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