神のロジック 人間のマジック (文春文庫 に 13-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年9月5日発売)
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本棚登録 : 980
感想 : 129
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神戸に住んでいた十一歳のマモルは、気付けば学校のような施設で生活していた。他には国籍もバラバラな五人の生徒と、三人の大人たち。周辺には街もなく、陸の孤島のような謎の施設。そこに新たな新入生が来る時、施設に眠る怪物が目を覚ます。怪物とは何か、これは一体何の施設なのか。そして連続殺人の悲劇が起こる。

ミステリーとは思えぬ不思議な世界観。ハリーポッターのファンタジー感を持っていたり、マトリックスのような仮想世界をも想像させる。その中で起こる殺人劇はよりリアルに感じられて、最後まで緊迫感を持って読める。

オチも秀逸。この騙し方は、そう来たか!と多くの人に思わせると思う。以前違う小説で見たオチと同じだったというのが残念だが、こっちの作品の方が断然好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年11月14日
読了日 : 2011年11月14日
本棚登録日 : 2011年11月14日

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