1994年公開
監督 : ロバート・レッドフォード
豊かな暮らしに誰もが憧れた50年代アメリカの象徴的なクイズ番組で起こった、八百長疑惑事件の実話をもとにしたお話。
冒頭、放送時間に間に合うように、
人々が一斉に家路を急いだり、
家族どころかご近所さんまで茶の間に集合したり、
アメリカンドリームとして名もない若者が祭り上げられていたり、
なんだか当時の、みんなが大体同じ豊かさを向いていた日々の描写が、
とってもみずみずしくて一周回って新鮮でした。
スポンサーがうるさいとか、
視聴率を気にするディレクターとか、
その辺の描写もいかにもっていう感じで楽しめました。
後半、訴訟になって証拠集めに奔走する捜査官目線になってから、
ちょっとなかだるんだ感は否めませんが、
総じて、なかなかおもしろかった、というのと、
メディアと人々との関係性についていろいろ考えさせられる作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
nonfiction
- 感想投稿日 : 2013年1月25日
- 読了日 : 2013年1月25日
- 本棚登録日 : 2013年1月25日
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