原題 Kramer vs. Kramer
Mr.KramerとMrs.Kramerの息子を巡る対決を綴った映画。
古典というにはまだ新しいのだろうけれど、題名だけ聞いてこれまで見たことのなかったこの作品をようやく鑑賞してみて、今や夫婦とも仕事を持つことは当たり前だし、離婚して片親なことも稀ではないし、離婚裁判もそこそこあるだろうと想像がつくけれど、これが発表されたのは私が生まれる4年前のことで、つまりは私の両親がちょうど結婚した年のことで、その時代においてはこの映画きっと衝撃をもたらす内容だったんだろうと思う。時代の最先端にあって、夫婦の感情の最後が「the best way for Billy」に一致していたことが本当に嬉しかった。
ついつい日本人の頭では「クレイマー=無理難題を押し付ける困ったお客様」が呼び起こされてしまう。でももしMrs.Kramerが少しでもその気持ちがあったら、この夫婦の行く末は変わっていたのかもしれないと、あながち悪くない連想も浮かんだ。
最後に私事ながら、この直前に見た映画は「the Devil wears Prada」であり、彼女がこのKramer vs. Kramerに出演していることを知らずに借りた私は、最初にMeryl Streepが出てきた場面で目を疑った。こういう連鎖もまた記憶に残る。
Ted Kramer : Dustin Hoffman
Johanna Kramer : Meryl Streep
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Foreign movie
- 感想投稿日 : 2009年12月4日
- 読了日 : 2009年12月4日
- 本棚登録日 : 2009年12月4日
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