人生にすでに倦怠している若い女性が、恋に執着する。
他になにも知らないからこその執着心なのだと思う。
恋は、他のものがすべてくだらなく思えるくらいの魔力はあるんだけど、なにか持っているかいないかで、恋の意味合いは全然変わってくると思う。
相手の方が恋愛について上手で、楽しんでいて、
ドミニックは、若いからこそ、恋に飲まれて一人で苦しんでしまう。
ロマンティックだけど、当の本人の苦しみは凄まじい。
自分は世界で一番相手を想っているのに、相手にとってはなんてことない出来事ってすごく悲しい。ほんとうに孤独だ。
フランソワーズが「私はあまり若くないでしょ」っていう言葉を絞り出すように言った場面が印象に残った。
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- 感想投稿日 : 2011年10月20日
- 読了日 : 2011年10月20日
- 本棚登録日 : 2011年10月20日
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