原題は"Ginger & Rosa"
舞台は1960年代、冷戦下のロンドン。
幼なじみのジャンジャーとローザはいつも一緒だったが、思春期にローザがジンジャーの父親と関係を持つようになり、二人の間には溝ができる。
ジンジャーの透明感、瑞々しさが、親友と父親の関係を知ることによって傷つき、すり減っていく様子を見るのはつらい。
ローザが肌の触れ合い、信仰、愛情を求める一方で、ジンジャーは身近なものから目をそらすかのように反核運動にのめり込んでいく。
ローザに比べ、ジンジャーは子どもだったのか?
そんなことはない。
最後に「許す」と言ったジンジャーは、誰よりも前を向いていて、大人であると思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画【海外】
- 感想投稿日 : 2014年7月17日
- 読了日 : 2014年7月17日
- 本棚登録日 : 2014年7月17日
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