事故で耳の遠い植田さん。女の子との出会いで世界がきらきらと開いていく物語。
植田さんが山の中で周りの音と、音を聞いたり楽しんだりすることとまた出会うシーン、普段の自分が重なって涙がでました。
周りの人や自然や街の中で、わたし自分以外の音や存在に心を開けているかな?
自分だけの言葉とか考えに縛られて聞こえなくなっているな、と。
短くて、いしいしんじさんならではのあたたかい言葉とリズムであっという間に読めてしまいます。
でも、読むたびに自分自身を振り返させてくれる、最後にはあったかくなる一冊だと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年6月28日
- 読了日 : 2014年6月27日
- 本棚登録日 : 2014年6月27日
みんなの感想をみる