京都を舞台に、狸と天狗と人間が入り乱れる群像小説。
英国紳士は、赤玉先生の二代目となるのか。
父の仇である早雲との対決の行方は。
そして、ぐるぐる巻きの運命の赤い毛。
あぁ、三巻が待ち遠しい!!
洛中を越えてピイピイと活躍する毛玉たちに、読んでいてほっこりします。
生きるか死ぬかにも関わらず、なんだか癒されてしまうのは阿呆の血のしからしむるところ。
優しい気持ちになって読んでいるから、矢一郎が狸鍋に落ちそうな弟を助けにいくシーンでは涙が出る始末。
デトックス効果あります。
下鴨家の四兄弟がステキで、ほんとうに、もう、食べちゃいたいくらいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
森見登美彦さんの本
- 感想投稿日 : 2015年8月29日
- 読了日 : 2015年8月29日
- 本棚登録日 : 2015年8月29日
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