有頂天家族 二代目の帰朝

著者 :
  • 幻冬舎 (2015年2月26日発売)
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本棚登録 : 2930
感想 : 322
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京都を舞台に、狸と天狗と人間が入り乱れる群像小説。

英国紳士は、赤玉先生の二代目となるのか。
父の仇である早雲との対決の行方は。
そして、ぐるぐる巻きの運命の赤い毛。

あぁ、三巻が待ち遠しい!!


洛中を越えてピイピイと活躍する毛玉たちに、読んでいてほっこりします。

生きるか死ぬかにも関わらず、なんだか癒されてしまうのは阿呆の血のしからしむるところ。

優しい気持ちになって読んでいるから、矢一郎が狸鍋に落ちそうな弟を助けにいくシーンでは涙が出る始末。

デトックス効果あります。

下鴨家の四兄弟がステキで、ほんとうに、もう、食べちゃいたいくらいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 森見登美彦さんの本
感想投稿日 : 2015年8月29日
読了日 : 2015年8月29日
本棚登録日 : 2015年8月29日

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