極東国際軍事裁判でただ1人日本の無罪を主張したインド代表のパール判事の判決文を基にして書かれた書物。東京裁判は国際法を無視した裁判だったと批判し、満州事変から太平洋戦争の事実を国際法と照らし合わせながら検証し、その違法性を具体的な見解を添えて厳しく追及している。私達日本人ですら誤解していた部分が少なくなかった事にショックを受けた。私には、戦争が正しかったとも間違っていたとも断言する事は出来ない。ただ、過去の歴史を正しく理解する義務は過去を受け継いで現代の日本を生きている私達にあると思う。15年戦争を、今一度見直す必要がある。
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- 感想投稿日 : 2006年2月15日
- 読了日 : 2006年2月15日
- 本棚登録日 : 2006年2月15日
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