いつかパラソルの下で (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2008年4月25日発売)
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本棚登録 : 3014
感想 : 281
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厳格なお父さんが亡くなって、不倫が発覚。お父さんは本当はどういう人だったのか、お父さんの実家・新潟にある島まで3人兄妹で旅に出たりする。あったかい穏やかな気持ちになる家族の物語。

身近な感じのする長女、なんだかんだで頼りになる長男、可愛い妹...登場人物がみんな楽しくて好きで、森絵都さんのお話やっぱり大好き。

物語の中の日常の風景がそこにあるような感じ、兄妹たちの会話もおもしろいし、綺麗な風景の描写もスーッと目の前に広がるようで、読むと心が晴れる。

『イカが好きでも嫌いでも、人は等しく孤独で、人生は泥沼だ。』(201p.)

イカリング、イカめし、イカカレーどれも食べたい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月15日
読了日 : 2022年7月15日
本棚登録日 : 2022年7月15日

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