空也シリーズ1冊目。磐音という、自分を律し、なお人から一目置かれ愛される父に似ているが、生まれた時から逆境で育った逞しさは父には無いものだ。迷いなく剣の道のみを追い求めることが出来るという環境はまた、父には与えられなかった恵まれたものだがそれ以上に自分に課することは、重く命懸けである。この先、どんな大人に成長していくのか楽しみだ。
それを見守る磐音を筆頭とする人々が描かれているのも嬉しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2019年8月25日
- 読了日 : 2019年8月25日
- 本棚登録日 : 2018年7月6日
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