この「遠野物語」は日本民俗学、開眼の書である。
岩手県遠野出身の小説家・民話蒐集家の佐々木鏡石が語った民話を、柳田國男が筆記、編纂した。
題目を見ると、山男・山女・河童・天狗・神女・姥神・仙人。家の神だと(オクナイサマ・オシラサマ・ザシキワラシ)等々。
妖怪や怪談、伝説、村の行事と多岐である。
佐々木鏡石が代々、土地で伝えられている話を直接聞いたり、中には近親者や友人の話、自身の体験とリアリティー溢れている。
書店で購入した時には気付かなかったが、"遠野郷本書関係略図"なる地図が付いていた。
地図で場所をチェックしてみると、実際この目で確かめてみたくなる。
私は土淵村辺りを散策したい。
しばらく東北地方は御無沙汰しているので、弾丸ツアーでもいいから遠野郷を体感してみたい!
できたら、白水温泉に入る余裕もあったらいいけど...。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
♪や行 作家
- 感想投稿日 : 2015年3月18日
- 読了日 : 2015年3月17日
- 本棚登録日 : 2015年3月18日
みんなの感想をみる