音楽を仕事にする人々への取材録、500P超。
別にP数が多いからといって小難しいわけでもなく、
どっかの雑誌の20000字インタビュー!みたいなインテリ臭もない。
取材先は音楽教師であり、エンジニアであり、プロモーターであり、
ミュージシャンやDJも含んで計25名。
「夢をつかもう!」とか「憧れの◯◯になるには!?」
そんな、夢を無理矢理売るための言葉はそこにはなく、
それぞれの距離感で、仕事としての音楽と付き合う姿が描かれている。
で、圧倒的にリアルなんすわ。
飲み屋で話を聞いているレベルにリアル。
しかも多分意識してrawな感じに編集されているので、
一定の価値観に誘導されない感じも心地良かった。
(もちろん著者の価値観は見えるけれど)
読んでるうちに、自分の好きなものとの付き合い方を
自分なりに考えるヒントをもらったように思います。
ちなみに著者の浜田さんは、2004年から2006年まで
「RAWLIFE」を主催していた方。
当時遊びに行くことはできなかったけれど、
きっと素敵で最悪でリアルなイベントだったんだろうなぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年7月31日
- 読了日 : 2011年7月31日
- 本棚登録日 : 2011年7月28日
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