僕たちの戦争 (双葉文庫 お 23-4)

著者 :
  • 双葉社 (2006年8月1日発売)
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本棚登録 : 1818
感想 : 232
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多分こちらは発売された当時、少し立ち読みして直ぐ棚に戻した作品。
その時はミステリー以外は小説じゃない!!くらいの時期だったので(笑)
後悔してます(笑)

主人公がタイムスリップで戦時中から現代に入れ替わりでやってくる、と云うよくある設定ですがかなり好き。
そして「日本を守る!」と決心して、そう云う教育を受け育った少年が「今の」日本に失望していくシーンについ心の中で「・・・ごめん」と謝ってしまいました。

「自分が命をかけて守りたかった国がこれか・・・」

確かに当時は「負ける」→「日本人は殺される」と云うことしか頭になかっただろう。
いや、そう云う風に洗脳されるのが戦争なんだと思う。
泣けた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 荻原浩
感想投稿日 : 2013年10月14日
読了日 : 2007年10月14日
本棚登録日 : 2013年10月14日

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