「普通の女の子」、この著書にはそうあります。
私も同じ宇宙に憧れ、宇宙飛行士になれたらいいな…という思いを持った「普通の女の子」でした。そして、そういう女の子は星の数ほどいるのです。…でも私ともその大勢の女の子達とも著者は違う、「本当の宇宙飛行士」になったのですから。
一番感じたのは著者の「タフ」さ。文系女子の私からは想像できないくらい、体力的にタフ。体力的にタフっていうのは、持って生まれた幸運もあるのか?と思います。本書の中でも随所にあらゆる環境への順応性の高さが出てきます。
また、精神的にもすごく「大人」。自分をこれだけ客観視できるとは…宇宙飛行士ってみんなこんなにできた人達なの?と、思わずにいられません。
本当にあらゆる勉強と、訓練を積みに積んで、あの職に着いている。運の良さなんてキレイな言葉で片付けてはいけない、それほどハードな尊敬すべき仕事だと感じました。
それだけに、宇宙へ行った時の描写は、たまりません。
地球の儚さ、美しさ。
著者の地球への想い…。
著書には私的な部分での悩まれたこともでてきます、その一部「働くママ」として大変なところは、普通の女の子だけど「働くママ」としては同じレベルで共鳴できる部分かも知れません。
著者の「夢をつなぐ」ことはできませんが、いつか生命の輝きとして地球を見ることができたら…と、期待はつきません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2013年9月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年9月18日
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