「結局この指だけが、これから会いに行く女をなまなましく覚えている、・・・」
うなるエロ。それはさておき、
主人公の金持ち旦那が二人の女性に見出す魅力の描かれ方半端なく美しい。
川端先生骨の髄まで女好きでいらっしゃいますね。
必死に生きている彼女たちが健気で崇高なのに比して
男の語り口は安全地帯からの高みの見物的に聞こえる。
ため息が出るような描写ができる男だとしても、私はこいつ嫌いだ。
読み取り方が浅いのかな、と相手が文豪なだけに思ってしまうが。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年3月8日
- 読了日 : 2015年3月8日
- 本棚登録日 : 2015年3月8日
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