三丁目が戦争です (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486256

作品紹介・あらすじ

「戦争ってかっこいいよね!」――なんて思ってる人はいないかな?
この本を読むと戦争の秘密がわかります。小学生から読めて、おとなでも楽しめて、だれもが戦争について考えずにはいられない!
<不思議な面白さがたっぷり詰まったSF短編集>

小学校低学年から読めて、大人まで楽しめる、SF童話を4編収録。あなたは戦争を知っていますか?
それはふつうの生活のすぐ隣にあります。ほら、3丁目のシンスケくんのまわりの世界を見てみよう!
ほかに、石に命をあたえる石、街を破壊しまくる赤ちゃん、宇宙の果てまで飛んでっちゃう子どもたちが大活躍する楽しいお話もあります。

感想・レビュー・書評

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  •  熊倉隆敏イラストによる山田月子の顔付きがよい。
     表題作の主人公がシンスケというのは、同名のご子息の夭折を思うと胸が痛む。
     筒井康隆は決して疑問符や感嘆符を使わない。それで迫力を出すのだから大した筆力だ。「赤ちゃんかいぶつ ベビラ!」「うちゅうを どんどん どこまでも」では、その禁を破っている。
     巻末「うちゅうを〜」、結びのメッセージにツツイズムを感じる。

  • 三丁目は短編集でした。

    子供の戦争ごっこを
    おもしろおかしく書いてあるのかとおもいきや、
    子供のケンカがエスカレートして、
    実際に戦争になっちゃうって
    すごく悲しくなる話しでした。

    これを読んで争いはあんましちゃだめだなぁと
    思って欲しいもんです。

    他の短編はそこそこたのしめるので、
    読んで損はないかと。

  • 「となり町戦争」と併せて読むと面白いかもよ?

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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