文章が読みやすくて面白かった。<br>
竜崎の思考の明快さにびっくり。ただの時代遅れの変人だと思っていたが、本を読み進めるにつれて実はめちゃくちゃ頭がいい事に気付く。そしてそれを書く作者もしかり<br>
日本の受験制度、学歴主義を批判するのは所詮負け犬-東大に入学した人に受験を批判する奴はまずいない。なるほどね。<br>
人間と動物を分けるのは理性だ、愛だの性欲だのそんなのは犬にでも猫にでも猿にでもある。人間が人間たる所以は理性、後のことを考える力だ。ふむ。<br>
自分に対しても他人に対しても如何なるときにも原理原則を曲げない精神にあっぱれ。<br>
それでも人間っぽいところもある、不器用が故の照れ隠しか。<br>
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2009年1月16日
- 読了日 : 2009年1月16日
- 本棚登録日 : 2009年1月16日
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